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インは全て国際的レベルに達しており、外国人観光客から好評を博している。
WTOはシルクロード・プロジェクトすなわち、多国間共同プロジェクトを推し進めている。古代シルクロードの発祥地である中国は、他のシルクロード諸国と協力してこの観光プロジェクトを開発したいと望んでいる。1994年10月タシュケントで行われた第1回会議の後、中国国家族游局は詳しい調査を通して、シルクロード観光商品開発のためのパッケージ・プランを下記のように練った。
1. シルクロードの観光商品開発と改良の継続、問題点の解決。国務院の指導者が新彊ウイグル自治区を視察し、新彊ウイグル自治区の観光開発のための援助を提供した。中国国家族游局は、観光商品供給と解決すべき問題点をよりよく知るために、シルクロードに調査グループを送った。
2. 中国のシルクロード地域の開発の増強。市場調査をもとに、観光商品編成と中国のシルクロード地域開発テーマを作り上げ、将来のプロモーションで一定期間使用されるであろうパンフレット、ポスター、ビデオテープを作成する。
3. WTOシルクロード・プロジェクトヘの積極的な参加。1995年2月中国国家族游局はWTOに、西安でのフォーラムの開催を申し出た後、1年以上をその準備に費やした。今私たちはここに、国際観光の現状、シルクロードの歴史的位置について話し合い、シルクロードの観光商品の開発促進についての見通しを交換するために集まっているが、これはWT0シルクロード・プロジェクトにとって意味のあることである。
? 中国のシルクロード地域の観光商品開発と編成
シルクロードの中国地域は西安から始まり、陳西省、甘粛省、新彊ウイグル自治区の真中を抜け、分岐した道が青海省と寧夏自治区を通っている。新彊ウイグル自治区には中央アジア諸国とパキスタンを結ぶ中継都市がいくつかある。4,000Kmに渡るシルクロードには、世界の8つ目の不思議として知られている秦王朝の兵馬桶、束の宝物殿として知られている敦煌、吐魯番の交河古代都市、シルクロードの発展を示す色とりどりの多くの歴史的遺跡と民族的伝統がある。
シルクロードの観光商品が非常に豊富なので、一回の旅行で3つの省(自治区)にあるものを全て見るのは、外国人観光客にとって不可能である。シルクロード観光商品は組み合わせ可能な商品であり、外国人観光客とツアーオペレーターは、可能な期間と旅行者の個人的な興味に応じた、異なる旅行日程を企画することができる。例えば、時間的に最も有効な交通手段は飛行機であり、1日に1便から6便あり、3つの省(自治区)の中心地である西安、蘭州、烏魯木斉を結んでおり、西安と敦煌間は便が毎日ある。最近、敦煌と烏魯木斉間の便が運航され、敦煌と吐魯番間の鉄道の苦痛を緩和した。これによって、飛行機でシルクロードの中国地域の最もよいものを見ることが現在可能になった。
つまり、西安−−蘭州−−喜蛤関−−敦煌−−吐魯番−−烏魯木斉とまわることができる。もう一つの例として、マルコ・ポー口の足跡を古代シルクロードに沿って迫りたい旅行者のために可能なオプションは、バスツアーである。西安から出発して西へ向い、茂陵墓のような漢王朝の皇帝の墓、乾陵墓のような唐王朝の諸皇帝の墓、法門寺を訪ねる。漢と唐の王朝は、シルクロード及び古代中国の最盛期であった。甘粛省の河西回廊は古代シルクロードの極めて重要な道であった。漢王朝の張寫、唐王朝の玄奘法師、マルコ・ポー口は昔この回廊を通り東西に向かった。今日、広くなだらかな国道312号線が、莫高窟、嘉略関、拉ト楞ラマ教寺院、麦積山といった有名な古代遺跡の間を通っている。シルクロードは新彊ウイグル自治区の広い地平線にぶつかり、そこで南、中央、北の3本に分かれる。2,000Km以上に渡り、ゴビ砂漠、哈密(ハミ)、繕善(ゼンセン)、吐魯番を通り、砂漠国道を越え、庫爾

 

 

 

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